は行の掛詞







● 葉 -- 言の葉
「いにしへの家の風こそうれしけれかかることのはちりくと思へば」 (後拾遺集)
● 張る -- 春
「我が背子が衣はる雨降るごとに野辺のみどりぞ色まさりける」 (古今集)
● 火 -- 恋・思ひ
「かくとだに えやは伊吹のさしも草さしも知らじな 燃ゆる思ひを」 (後拾遺集)
● 日 -- 思ひ
「おとにのみきくの白露夜はおきて昼はおもひにあへずけぬべし」 (古今集)
● 緋 -- 思ひ
「みみなしの山のくちなしえてしがな思ひの色の下ぞめにせむ」 (古今集)
● 一節(ひとよ) -- 一夜
「難波江の芦のかりねのひとよゆゑみをつくしてや恋ひわたるべき」 (千載集)
● 紐結ふ -- 日も夕
「唐衣日も夕暮れになるときは返す返すぞ人は恋しき」 (古今集)
● 節 -- 伏し
「難波潟短き葦のふしの間も逢はでこの世をすぐしてよとや」 (新古今)
● 伏し -- 伏見
「をはつ瀬の鐘のひびきぞ聞こゆなる伏見の夢のさむる枕に」 (李花集)
● 藤袴(ふぢばかま/植物) -- 袴
「ぬししらぬ香こそにほへれ秋の野にたがぬぎかけし藤袴ぞも」 (古今集)
● 踏み -- 文
「大江山いく野の道の遠ければまだふみもみず天の橋立」 (金葉集)
● 降る -- 経る(ふる) -- 古る -- 振る
「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」 (古今集)
● 降る -- 布留(ふる)・故郷(ふるさと)
「初雪のふるの神杉うづもれてしめゆふ野べは冬ごもりせり」 (新古今)
● 穂 -- 秀(ほ) -- 帆
「秋の田のほにこそ人を恋ひざらめなどか心に忘れしもせむ」 (古今集)
● 細く -- 心細く
「いとによる物ならなくにわかれぢの心ぼそくもおもほゆるかな」 (古今集)
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